ギャップの差を埋めるのは難しい

ギャップの差を埋めるのは難しい

そば屋に来店するお客様は大半が食事をしにいらっしゃると思います。
でも江戸そば屋は食事には向きません。呑むには最適の店ではあります。今でも江戸そば屋は飲み屋です。
しかし、千葉においてはそば屋は食事いや食堂なんですよね。千葉という土地は気候は温暖で土地も肥えている。
故に農作物を栽培するには最適の場所です。が、そばを栽培するには不向きなんです。そばは寒暖差があり、土地が
痩せていなければ美味しくならないんです。千葉のそばは作られてはいましたが、評価は低いです。
こんな事から千葉にはそばの文化が根付いていません。昔から食堂にラーメンや丼物と一緒にそばもあったという
位でしょう。このイメージが強すぎて、いざ専門的なそば屋をやるとお客様と店側との考え方のギャップの差が大きくなります。この差を埋めるのが難しいのが現状です。
当店でも初めてのお客様が食堂のイメージで来て、全然違う店だとメニューをみて感じているのが分かる時が多々あります。この食堂というイメージを変え、飲み屋のイメージを植え付けるのに日々努力しています。