今当店で出している日本酒、そんなに磨いていない。酒米を余り削らないという事。米の味がしっかりして呑んだという気になる。
流行の酒はよく削った端麗辛口の日本酒。こういう酒は常連客には好まれていない。水を飲んでいるようで味気ないそうだ。
定番の日本酒でも7割磨き。9割磨きの日本酒もあるみたいだ。雑味がかなりありそうだが、興味はある。酒を呑むとなると夜というのが
決まり事のようになっている。江戸時代は昼からそば屋で呑むのは当たり前で、江戸っ子もそういう客を「粋」と称した。現在も都内の老舗に
行けば、かなりのお客さんが呑んでいる。今月号のdantyuにもそば屋酒の特集で掲載されている。掲載されている店は全て都内。江戸の文化は
やはり都内止まりなのか。