2年前、桐生が9秒台を出してから、
俄然、他の選手も出すんではないかと思ってました。
やはり、出てきましたねぇ。
今年になってサニブラウンが2度9秒台を出してます。
しかも大して感動もなく、出して当たり前的な発言。
何か10年前には考えられなかった事です。
もう日本人が9秒台を出すのは至極当然といった感じです。
間もなく山縣、多田も9秒台を出すでしょう。
この二人の走り方は日本人の体形にあった走りです。
いわゆるピッチ走法で、腕も小さく振る、見た目は欧米人の様な
ダイナミックさはありません。
でもこの走り方が日本人には適しているのです。
サニブラウンとケンブリッジ飛鳥は黒人のとのハーフです。
その体系は黒人の要素が色濃く出ています。
彼らの走りはダイナミックで、見た目も格好いい走りなのです。
その理由は骨盤が脊椎に対して斜めについているので
あのような走法ができるのです。
ところが、日本人は骨盤が脊椎に対して真っ直ぐついている為
欧米人と同じ走り方をすると、あやつり人形の様な足の動かし方に
なってしまいます。
骨盤が使えず力強く地面を押せないので、速く走れません。
そこで先ほどの話に戻りますが、山縣、多田の様にピッチ走法で
しかもすり足の様に走る方が日本人にはあってます。
この走り方で、末次慎吾は世界陸上200メートルで
銅メダルを獲りました。
もっと古くは、第1回ロスアンゼルスオリンピックで、
暁の超特急「吉岡隆則」は100メートルファイナリストに
なりました。
来年のオリンピックが楽しみです。
リレーがどこまでいくのか。