ウチの手打ちそばの師匠は「一茶庵」です。
その一茶庵が西神田で店をやっている時
千寿ネギを八百屋が売りに来たそうです。
その話を聞いてどこの店か一茶庵に尋ねました。
すると三ノ輪にある「葱善」だと教えて頂きました。
その葱善と取引を最初していたのですが
思うようなネギが手に入らずやめました。
その後しばらく千寿ネギは取り扱わなかったのですが、
一茶庵の親父さんの本を読んでいると千寿ネギの箇所が
あったのです。
そこの箇所には千寿ネギと言えば流山だと
書いてあったのです。
これで俄然千寿ネギに興味がわきました。
地元流山が千寿ネギの一大産地だとは知らなかったので
この事実を知った時は驚きもし、うれしくもありました。
ただ残念な事に現在流山では一軒も千寿ネギを作っていません。
惜しいですね。今は商工会議所に千寿ネギを復活させませんかと
話を持って行っている段階です。
話を戻しますが、千寿ネギをもう一度取り扱ってみたいと熱望していると
そういう時って自然と向こうから情報がやってくるもです。
「専門料理」という月刊誌に千寿ネギを取り扱っている
「葱茂」という北千住にある八百屋の社長が寄稿してました。
その寄稿文を読んでいると千寿ネギにも太さに段階があって
極細から極太まであるそうです。
今ウチで扱っている千寿ネギは極太で「葱茂」から
取り寄せてます。