楽しみ方を提供2

楽しみ方を提供2

 江戸のそば屋が関西からきている事は何度かこのブログでも紹介した。でも関西におけるそば屋が和菓子屋からの転業が多いというのを知っている方は少ない。だから都内の老舗に行けばそば菓子を置いているのである。和菓子屋の名残ですよという意味も込めて。何故和菓子屋でそばを売っていたかというと、粉と水を混ぜる作業が同じであること。そして新米と新そばができる時期が近い。新物は水分調整が難しいので、和菓子屋であれば新そばの水分調整も上手くできるだろうという事からである。

 そんな事から当店でも現在「そばブランデーアイス」を甘味として提供している。これに「そばブランデーケーキ」と「そば薯蕷饅頭」の2品を加える事を考えている。そばブランデーケーキは以前に提供していたが、アイス一本にまずは絞ろうと止めていた。この3品にコーヒーと玉露を合わせるとティータイムとして楽しんで頂けるのではと考えている。玉露を淹れて飲むって中々ないでしょう。俺も自分のところの会計士さんに淹れてもらって飲んでおいしかったので、お客さんに提供したいという気持ちがある。お茶を楽しむという新たなそば屋の一面をお客さんに分かってもらえたら嬉しいですね。