団子坂にあったそば屋の名店「蔦屋」の位置がおおよそ分かりました。
以前蔦屋の門が須藤公園辺りだったと書きました。
その後色々文献を調べると、蔦屋の場所は日本医大付属病院の
後ろの辺りだと見当がたちました。
その場所の通りの名が藪下通りといいます。
蔦屋の住所が東京都文京区本郷団子坂藪下だった事を考えると
まず間違いないでしょう。
この蔦屋のあった場所は江戸時代、太田摂津守の屋敷で
その後花やしきになり、花やしきの跡地をその面影を残しながら
蔦屋というそば屋になったいう経緯のようです。
詳しく書きますと、蔦屋というそば屋は敷地面積1500坪で
広大な庭とその庭には滝が配置されてたそうです。
そしてこの支店が神田の藪蕎麦です。
この名店も3代目が日露戦争後、多角経営に失敗し
本店は手放して住宅地に、支店の神田藪蕎麦は堀田家が買い取り
藪御三家ができた訳です。