私の母校本郷高校にはプールがありません。
北島康介というオリンピックチャンピオンを輩出しておきながらです。
私が通っていた頃もインターハイの水泳部門で優勝する生徒もいたんです。
でも、プールは建設したなかった。
何故なら歩いて5分もかからない場所に東京スイミングセンターがあるからです。
夏の体育の授業で水泳もこのプールでやってました。
ここで水泳をやらせればいいだろうとの考えだったと思うんです。
私が卒業した次の年、本郷はラグビーで花園で準優勝しているのです。
当時はテレビでスクールウォーズが放送されていたので
ラグビー人気がすごかったです。
準優勝の翌年は無論ラグビーをやろうと受験生も増えたと考えられます。
さあ、ここで本郷もラグビーをやる環境を整えるのかと思いきや
何もしませんでした。
本郷はじゃぁ何をやったのか?
中学校を創設したのです。
先を見越したのです。
子供の数が減って生徒を今後集める事が難しくなると見越して。
商売人です。中学・高校と一貫教育で進学校に生まれ変わらせたのです。
一貫教育で生徒の囲い込みする、それにはスポーツより学業だと。
戦前言われた麻布・開成・本郷と言われた進学校の復活を目指したのです。
現在見事に進学校として復活してます。