どこでやってもそば屋をやる

どこでやってもそば屋をやる

地元の方に江戸川台なんだからそんなにこだわってもダメだよとたまに言われます。
しかし考えてみた下さい。地方のそば屋はかつては食堂でした。その従来のそば屋が立ちいかなくなっているのです。
何故ならファミリーレストランが台頭してきたからです。巨大資本を背景に毎週の様にメニューを変えて
お客様を楽しませています。個人商店のそば屋では太刀打ちできません。そんな状態の中30年以上前から
手打ちそば屋が都内で急激に増えてきました。いわゆるそば屋の原点回帰です。すなわち飲み屋としての
そば屋が台頭し、従来のそば屋は姿を消していきました。


お客様も広範囲から呼ぶようになり、歩いてくるお客様が少なくなるという現象がおこります。
こういったお客様はその店でそこのそばを食べに、そこの酒を飲みにくるのです。店の味・雰囲気が気に入って
来店するので、万人に受け入れられる味を作る事も店側もなくなりました。
個性を生かせるのです。これは地方の手打ちそば屋でも全く同じです。
当店でも汁の味が辛いと言われますが、来店する7割のお客様が支持して頂けるので変えるつもりはありません。
この汁の辛さが当店の個性です。