そうじの大切さを改めて教えられました。
「調理場という戦場」という本を読んで上記の事を再認識しました。
飲食店ですから、清潔さが第一です。
清潔である為に毎日そうじをするのです。
このそうじをしているといかに綺麗に効率良くするかを
頭の中でシュミレーションし実行する訳です。
その実行の中で更に修正点が見つかり
それをまた頭の中でシュミレーションして実行する。
この繰り返しがそうじの技術を上げていく訳です。
これって料理も同じです。
作る料理をまず頭の中でシュミレーションし、
実行。
問題点が見つかり、修正する。
それを頭の中でシュミレーションし実行する。
この繰り返しが料理のクオリティーを上げていく。
例えばウチの「松風」、これ一番手間がかかります。
やる際は事前に頭の中で調理をするのです。
それから実際に調理に移行します。
調理後、問題点を探し、頭の中で調理し
実行する。
この繰り返しで、一年前より調理時間は短縮され
味も良くなっています。
こんな事が「調理場という戦場」という本にも書いてありました。
唯、この本の作者は私よりもはるかに高い意識でそうじをし
料理をしています。
自分はまだまだという事も教えられました。
更に教えられた事が、常に新しい料理を追い求めるのではなく
今ある料理のブラッシュアップが大切だと教えてもくれてます。
季節ごとにある定番料理をより磨き、常連のお客さんを
楽しませる事が大切だと。
新しい料理を目的にお客さんは来店している訳ではない。
季節ごとの定番料理を楽しみに来店しているだという事
を教えてくれてます。