古くからのお客さんだと、ウチと言えば天ぷらと
必ず答えてくれます。
祖父の代から天ぷらは評価が高く、母に受け継がれて
更に評価は上がりました。
私はまだまだですが、私の代になって変えた事があります。
天ぷら油です。
太白胡麻油といって白胡麻をほとんど炒らないで
絞る油です。
この油にして更にウチの天ぷらは軽くなり、サクサク感が増しました。
冷めてもサクサクなのでお客さんからは驚かれます。
4年前にこの胡麻油に炒った胡麻を絞った太香胡麻油を加えて
香ばしさとサクサク感がまたまた増しました。
太香胡麻油は炒っても、カドヤの胡麻油程黒くはないです。
ベッコウ飴の色といえばいいですか、コハク色の油です。
但し、この油を入れすぎると軽さが無くなり、人によっては
胸焼けをおこします。
この2種類の油に綿実油を加えて、ウチの天ぷら油です。
付け加えて、油の交換は10人前前後でやってます。
透明感のある油の色から少し茶色みがかった色になったら
交換です。
ここの段階で油を交換する店は他にありません。
油音も200℃ぐらいまで上げて、天だねも少量づつ入れる
という細心の注意をはらって天ぷらに取り組んでます。
こういった事でウチの天ぷらは、看板商品になりうるのです。