食事には向かない

食事には向かない

 そば屋で食事をする。そういう方が多い。でも実際そば専門店は食事には向かない。小腹がすいた時、それを満たすためにおやつとして食べるのに向いている。専門店のそばはそば粉の含有率が高く、だいたい8割から10割のそばだ。こういうそばはのびるのが速い為量が少ない。また大盛もない。大盛だと最後の方のそばはのびてしまって美味しくないから店側としても提供したくないという想いがあるからだ。専門店は飲み屋としての面がが強い。ウチももちろんそうだ。こういった店は呑み助が好む気の利いたつまみを用意している。呑まないにしても、一人あるいは2~3人でちょっと話をしたいという時につまみを肴に時間を過ごしてもらうのがそば屋の本来の姿だ。店の造りも時間を費やすのに適した佇まいにしてある。