オールドパー、懐かしいウヰスキーです。
私が最初に夢中になったウヰスキーです。
20代の頃高くて、中々ボトルで買う事ができなかった酒です。
それが社会人になったころ関税が引き下げられて、
4000円位になって手が出せるようになって結構飲みました。
当時のイギリスの首相サッチャーのおかげです。
日本との間で洋酒の関税を引き下げる様、交渉した結果です。
当時はうれしくて、ボトル一本普通に空けてました。
もちろん水割りで。
サッチャーは後に回顧録で日本のあるウヰスキーメーカーを
ボロクソに言ってたのが印象に残ってます。
オールドパーはブレンドウヰスキーで、
あの甘い香りが何とも言えず良いんです。
第二次大戦中のイギリスの首相チャーチルもこの酒を愛し
日本の首相だった田中角栄もこの酒を愛してました。
現在の日本のウヰスキーはかなりレベルが高く、本場イギリスでも
受け入れられています。
そればかりか、世界的に日本のウヰスキーの需要が高いため
国産のシングルモルトが品薄状態です。
これが為、国産ウイスキーのシングルモルトの値段が跳ね上がって
手に入れるのが困難です。
私はニッカのファンですので、ニッカのシングルモルトが入らないのは
残念でなりません。
イギリスでは昔から高評価だったのは、ニッカです。
創業者竹鶴政孝の信念がウヰスキーに反映されているからです。
本物を作る会社、言い換えれば職人の会社です。
職人の会社だからこそ上場しないのです。
上場すれば株主に利益を還元しなければならなくなります。
そうなれば、意に沿わない仕事もせざるを得ない状況が出てくることがあります。
それができないのが、ニッカです。
そこに私は惚れているのです。