萬乗醸造に恋して

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萬乗醸造が現在の当主になってから安売りの酒を造る事から質の高い酒を造る事に方針を転換した事にすごく共感を
感じ、九平次を定期的に購入する事にしています。また、この酒造会社はそうじに重点を置き、そうじ後の作業場に米一粒も
落ちていないというのもここの酒を買う要因です。
上の写真の酒がフランスの三ツ星で採用された「醸し人九平次・別誂」です。現在の当主がフランスに通い詰めて正式採用され、これを機にフランスの星附きの店では魚料理に日本酒を出す店が増えてきました。
欧米人は魚が嫌いですから、魚の扱いが日本人と比較すると雑です。市場に行くと魚の臭みが充満して、築地とは大きな違いです。ですから端から魚に合う酒というものを真剣に作らなかったのではないでしょうか。そこに日本酒の入り込む余地があったように思えます。