聴いてみて下さい

今よく聴いているピアニストがいます。松田華音という若き女性ピアニストと反田恭平という若き男性ピアニスト
です。どちらもロシアでピアノを学んでいますので、きっちりロシア流のピアノ奏法を身に着けています。
ペダルの扱い方とピアニッシモが非常にうまいです。ピアニッシモがうまいのでフォルテッシモが大きく聴こえます。
今までの日本人ピアニストはドイツ式の奏法ですので、長い演奏曲ですとラストが息切れを起こしてしまう事がままありました。この二人のピアニストはまずそういう事ありません。見た感じ楽にピアノを弾いている様に見えます。
二人のピアニストのもっと完成した奏法が中国人ピアニスト・ランランです。このピアニスト、同じく中国人ピアニスト
ユンディ・リーのライバルです。ランランは私の大好きなピアニスト・ホロヴィッツの孫弟子にあたります。故に彼の
奏でる音は時としてホロヴィッツの奏でる音にそっくりな時があります。
二人の日本人ピアニストもおそらくホロヴィッツの様な音を奏でるような感じがします。
兎に角聴いてみて下さい。