辛汁のかえしの仕込みです。
見て下さい。
ボールにたっぷりと砂糖が入っているでしょう。
こんなに入れるのと思う方もいるはずです。
でもかなり減らしているのです。
都内の老舗はこれ以上の砂糖を使っています。
私が作り始めてから400g減らしてます。
老舗は砂糖を煮溶かすのに水・味醂・醤油のいずれかを
使います。
私は日本酒を使います。
日本酒にも甘みがあるので砂糖を減らしても良いという
考えからです。
ちなみに醤油に火入れをする事を本かえしといいます。
ウチは醤油には火入れをしませんので、生かえしという
やり方です。
ウチのやり方ですと醤油の香りがかなりします。
以前にも書きました、そばは醤油の味が勝っている方が
美味しいので、生かえしがベストだと私は思います。
分量は砂糖1900g、日本酒1升、醤油1斗です。
醤油はヒゲタ醤油のそば膳を使用してます。
江戸のそば屋は昔から醤油はヒゲタという所が多いです。
やぶそばは温かいそばのかえしはヤマサ醤油を使ったいます。
香りがいいそうです。
キッコーマンを使っているそば屋を私はしりません。
香りの関係からキッコーマンを使わないそば屋が多いと
聞いたことがあります。
私の考えは辛汁のかえしは最終的に砂糖は0です。