古関裕而の曲

古関裕而のドラマが今やっている。気の弱い主人公の様に見えるが
実際はそうではないと息子さんが証言している。逆に実際は芯の強い
人物であったようである。俺が好きな彼の曲は「栄冠は君に輝く」だ。
これは夏の甲子園で歌われる曲だが、初めて聴いた時いい曲だなぁと素直に思った。
曲名も何とか調べてわかり、楽譜も何とか手に入れピアノで弾いた記憶が
ある。亡くなった父が好きだった曲は「イヨマンテの夜」、この曲雄大で
どことなくオペラの様な感じがした。彼の底流にはクラシックの素養が
あるので聞く人によってはクラシックを聴いていると思う方もいるだろう。

彼は仙台に一時いた時があり、その時期金須嘉之進から作曲を学んでいる。
金須はギリシャ正教徒でロシアのペテルブルク音楽院に留学し、そこで
リムスキーコルサコフから作曲を学んでいる。そう、古関はリムスキーコルサコフの
孫弟子にあたる。音大で学ばなくても本人次第でいくらでも勉強できるという事を
実証した人物である。ちなみにリムスキーコルサコフはロシア国民楽派5人組の
一人である。この楽派は保守的でロシア的音楽を守っていこうとする音楽家の集団である。
この集団と正反対に位置するのがチャイコフスキー、その先生であるアントン・ルビンシュタイン
(ペテルブルク音楽院創立者)、その弟のニコライ・ルビンシュタイン(モスクワ音楽院創立者)
ニコライの孫弟子にあたるラフマニノフ等がいる。彼らはヨーロッパの音楽をロシアに
もってこようとした集団である。更に付け加えると志村けんが演じている作曲家は山田耕作が
モデルである。山田は芸大での先生は幸田延である。彼女は作家幸田露伴の妹である。
山田耕作の代表作は「早春賦」であるが、この曲シューベルトの曲のパクリ疑惑がある。