あまり知られてない事ですが、江戸そば屋は和菓子屋からの転業が多いんです。 江戸そばは上方からの下り物として1650年に芝増上寺の裏手、当時は西久保町と言いましたが そこに「大阪屋砂場」の暖簾が掛かったのが始まりです。上方…
そばがき
お客様の中に結構そばがきを御存知ない方がいらっしゃいます。そば屋でもそばがきを出している所が 少ないというよりは皆無です。そんな中当店ではお客様にそばがきを作ってもらおうと考えてます。 自分で作るという事が楽しいし、食べ…
魯山人の汁を模索中

7年程辛汁を模索中です。私共の師匠一茶庵の師匠北大路魯山人の汁を再現しようとやっています。 魯山人の汁は兎に角醤油の味が強かった事で有名で万人向けではありませんでした。砂糖・味醂を使わず 日本酒で甘味をとり、これに醤油を…
旨い日本酒を出したい。
昨日に続き日本酒の話です。そば屋ですから、旨い日本酒を出したいです。一つの基準があります。 純米酒であるという事です。純米酒とは米・米こうじ・水で作られた日本酒の事です。戦前であればこのような言葉は 存在しませんでした。…
ギャップの差を埋めるのは難しい

そば屋に来店するお客様は大半が食事をしにいらっしゃると思います。 でも江戸そば屋は食事には向きません。呑むには最適の店ではあります。今でも江戸そば屋は飲み屋です。 しかし、千葉においてはそば屋は食事いや食堂なんですよね。…
そばは早く食べましょう

来店なさるお客様を見ていると、話に夢中になってそばを中々召し上がらない方がいらっしゃいます。 店側としてはヤキモキして見ています。丁度美味しい瞬間でお出ししているので素早く食べて欲しいのです。 手打ちそばは8~10割のそ…
そば湯を飲みましょう

そば屋に来たらそば湯を飲みましょう。 来店なさるお客様でそば湯を召し上がらないで帰られる方がいらっしゃるのが残念でなりません。 そば湯と当店の汁を合わせて召し上がると出汁のいい香りと味がして一つのスープとして楽しめます。…
ウチの甘汁

ウチの温かいそばです。汁の色が薄いでしょ。 おそらく流山では当店だけだと思うんです、薄口醤油のかえしで作っているのは。 関東のそば屋は濃口醤油で普通はやるんですけど、当店は違います。そばの色を綺麗に だしたいんで当店は薄…
辛汁仕込中
辛汁を仕込んでいます。当店の辛汁は並木の藪そばの汁を基本に作っています。 並木をはじめ神田の藪そば、あるいは室町・南千住の砂場そばに行かれているお客様は汁が旨いと おっしゃっていただけますが、そうでないお客様は辛すぎると…
そば屋のつまみ
そば屋のつまみといったら板わさ・焼き海苔・合焼き等があります。 このようなつまみにもう少し新しいつまみを加えてみようと20年ほどやっています。よくそば懐石という言葉を 耳にしますが、懐石というのはちょっとおこがましいです…