五種盛り・七種盛り

五種盛り・七種盛り

今年になってつまみのメニューに五種盛りが加わりました。

前菜の盛り合わせです。

今の時期のモノを盛り合わせたつまみが常連のお客さんには
好評です。

「何とかウチの特徴のあるつまみを食べてもらいたい。

どうしたら食べてもらえるか。」

そんな事をずっと考えてました。

メニューに書かなければお客さんには伝わらない。

そんな風に思いメニューに載せたのです。

メニューを出す際も、五種盛りを注文して頂けたら
ウチの今の時期のつまみが食べられるとアピールします。

常連のお客さんであれば、ここまですすめるとまず注文はもらえます。

そして必ず満足してもらえる様こちらも手間暇かけて前菜は作ります。

どこの料理屋もそうなのですが、前菜はかなり力を入れて作ります。

最初にお客さんの目に入るものです。

印象付けなくてはいけないし、その店のセンスが問われます。

コース料理であれば七種盛りになります。

コースの一番最初でゆっくり前菜を食べて頂ければ
次の椀物も慌てず丁寧に作れます。

長年色々とつまみを考えてきたのですが、やっとこの盛り合わせに
たどりついた感じです。

この盛り合わせのセンスを更に磨いてより高いレベルでの
そば屋のつまみを作っていきます。

「努力は報われる。報われない努力は努力ではない。」と
王さんが言ったそうです。

ハッとしました。

「努力はしている。しているけど結果が伴わない。

何故だ?」

努力の方向性が悪かったのだとこの王さんの言葉から
気づかされました。

努力をしている事の成果を発信してく事
すなわちお客さんにちゃんと伝える事が大切なんです。