私のそばの師匠の師匠は北大路魯山人。 彼の料理は京料理と金沢料理の合作です。 そして彼の料理を吉兆創業者「湯木貞一」が評するに 料亭料理の華美さを排し、素朴にしよう、しようとしていた。 これって湯木さん自身も晩年簡素な盛…
ウチの使い時
ウチの店の使い時はこんな時。 御常連に協力してもらいました。 このお客さんはじっくり物思いに耽りながら小一時間、日本酒を楽しみます。 このお客さんはサッと来店して酒を一杯飲んで、せいろを食べて帰られます。 ほんの30分程…
看板は見てくれるんだけど
店の前に看板があります。この看板に色んな情報を発信しています。 立ち止まって見て笑ってくれんるんですが、そこから店に入店してくれません。 どうしたら入店の一歩を踏み出してくれるんだろう? 色々考えるんですが、例えば上等な…
吉野建 フランス料理人
吉野建、「ステラ・マリス」のオーナーシェフ。 私が落ち込むと彼の本を手に取ります。野武士的な料理人で 単身フランスに乗り込んで果敢にフランス料理に挑戦した方です。 彼の料理もジビエが得意で、日本人が作ったとは思えない フ…
とろけるような鴨肉
「とろけるようですね。」常連の女性のお客さんの鴨肉に対する言葉です。 そして先日「味が濃いですね。しかも柔らかい。」常連の男性のお客さんの言葉です。 鴨肉がウチの隠れた看板商品です。 今日はその仕込をちょっと紹介させてく…
ちょっとジャズの話
今月アンドレ・プレヴィンが亡くなりました。 彼はジャズピアニストです。黒人かと思っていたのですが、白人だったんですね。 彼の演奏を聴いた事がないし、写真でも見た事がなかったです。 この頃はクラッシックの指揮者、映画音楽の…
人気漫画の引きはすごい
漫画をよく読むんですが、人気漫画の「引き」はすごい。 「引き」って次回の話に期待を持たせる形で話を終わらせる漫画や小説の 手法だと考えています。 これを自分の店に置き換えると、来店したお客さんが帰る時、次回もまた来ようと…
上等なランチ
上等なランチの注文が増えています。 お客様がこのランチをどういう時に利用しようか、頭の中で 思い描く事ができているというのが注文が増えている理由です。 例えば「何か会合の時に利用しよう。」 「女房を連れてちょっと食事をし…
とびっきり辛い汁
ウチの汁はとびっきり辛いです。おそらく千葉県随一です。 私が辛い汁が好きで、自分が好きな汁に仕上げたいと奮闘中です。 そばの師匠の師匠が北大路魯山人、彼の汁の辛さは有名で星ヶ丘茶寮の 〆はそばでした。太打ちのそばを醤油の…
春の山菜の天ぷらです。
そろそろ千寿ネギにかわって、春の山菜の天ぷらが登場してきます。 行者にんにく、こしあぶら、フキノトウ、といった所が人気です。 行者にんにくの天ぷらは流山でもおそらくウチだけでしょう。 プロのアマの差が結構でますよ、行者に…