今料理の味付けにかえしを使っていますが、
2種類しかないので味が単調になってきてます。
そこでかえしの種類を増やそうかと考えてます。
その基本となるかえしは北大路魯山人が星ヶ丘茶寮で
出していたそばの辛汁のかえしです。
この返しは煮切り酒と濃口醤油ののみです。
江戸そば屋や京都・関西のそば屋のかえしでは
まずありません。
魯山人オリジナルのかえしです。
彼は砂糖・味醂を料理に使う事を嫌ってました。
砂糖・味醂は料理をダメにすると断言してます。
殊に砂糖は嫌ってました。
彼の考えは和食の甘みは日本酒でとるのが基本という事です。
故に星ヶ丘茶寮で供される料理には砂糖は使用してなかったそうです。
そんな彼の考えに触発されたという事もあります。
また、私共のそば打ちの師匠一茶庵の師匠が北大路魯山人なんです。
ならば尚更魯山人のかえしは使ってみたいと思うのも当然だと考えます。
彼のかえしのレシピはないです。
酒・醤油の比率は自分で考えて作らなければいけないです。
最初は1:1の比率で作ります。
その後1:1,5とか1:1,2とか数種類作って料理に活用していきます。