まずウエブで新潟の里山十条という旅館の記事が載っていました。
この記事に刺激を受けました。
この旅館に一歩足を踏み入れると里山の生活を実感できる雰囲気がある。
新潟ですから冬はスキーと思っちゃうんですが、違うんです。
お客さんはこの旅館で雪国の生活を体験しに来るんです。

これをそば屋に置き換えると、店に一歩足を踏み入れると
江戸のそば屋を体感できる雰囲気でなければいけないという事です。
今ウチの店にその雰囲気はあるか、建物は十分です。
後は私がお客様にそば屋を体感してもらう様にしなければいけない。
その努力が足りないです。

そして今日「情熱大陸」でボストンのラーメン店店主大西益央さんを放映していました。
私に何が足りないか分かりました。緊張感です。彼が一杯のラーメンにかける情熱
お客様に対峙する時の真剣さ、そういった緊張感が私には足りていないんです。

明日から変わらなければ。

この写真の前菜を出したとき、お客様に想像させなければいけない。
これを肴に一杯、ゆっくりと過ごしてもらう。そば屋で過ごすのがこんなにいいんだ
と体感してもらう。これが大切なんです。