持ち帰りが増えている今、そば寿司を認知してもらえる
いい機会もしれない。ほとんどの方がそば寿司と聞いても
想像できないと思う。そもそもやっている店がまず無い。
やっていたとしても海苔巻程度で握り寿司や海苔巻と
いっても中に具材が入っていない、しかも酢の効いていない
寿司ぐらいだ。

ウチのそば寿司のファンは多い。他店と違い酢がちゃんと
効いていてしかも米酢ではなく柚子の果汁を使っている。
握りのそば寿司にしても、穴子、シイタケ、ずいき、ミョウガ
海苔巻は具材が入っていない寿司とエビのそぼろを入れてる
寿司の２種類がある。このそば寿司を持ち帰り用にアピールすれば
認知度もあがるのではないか。無論値段も高い３０００円から５０００円
の間だろう。ウチの師匠である一茶庵の親父さんも大森時代、花街に
そば寿司の出前をしていたそうである。持ち帰りとしては生そばより
そば寿司の方が打って付けだろう。

色とりどりの寿司を考案してお客さんに新たなウチの側面を
認めてもらおう。