孤兎という名店

孤兎という名店

神保町に孤兎というお番菜の店があります。17年程通っている店ですが、色々と教わる事があります。
今は息子さんの代になりましたが、お母さんがやっている頃からのお付き合いになります。
私はおかみさんと呼んでいたのですが、ある時お客さんについてちょっと聞いた事があります。
「常に予約が入っていますが、手紙などを出しているのですか。」と、すると「いいえ、出してませんよ。
ただ、今来店しているお客さんに全力で対応しているだけです。」と答えがかえってきました。
う~ん示唆にとんだ言葉だとその時思いました。手紙を出して関係をつなげる事はもちろん大切です。
でも今店に来店しているお客様をいかに満足させられるか、気持ちよく帰って頂くかという事が最も大切なのかも
しれません。
それが次の来店に繋がるのだと思います。